
RAID崩壊・起動しないなどの障害時にやってはいけない事
RAID崩壊・起動しないなどの障害時にやってはいけない事
RAID(レイド)とは、複数のHDDをひとつのドライブのように認識・表示させ、大容量のデータの保存や共有を安全かつ高速で可能にする、非常に優れた技術です。
しかし、複数台で構成している為に、その構造は大変に繊細で複雑です。
そんなRAID機器が壊れた、データが見れなくなったなどのトラブル発生時に、絶対にやってはいけないことがあります。
状態悪化によるデータ復旧率低下を防ぎ、より多くのデータを復旧する為に、やってはいけない4つのポイントについてご紹介します。
まずは焦らずにこちらをご確認ください。
サーバーとは?
サーバーとは?
「会社の営業部10名だけで、同じハードディスクのデータを共有している」「従業員3名のデザイン会社で、1台の外付けにデータを入れて共有している」「美容室の顧客データを、フロントとバックヤードで管理できるように、LANでつないで共有している」これらはすべてサーバーがあるおかげで成立しています。
2名から10名くらいの小グループで使用しているハードディスクはサーバーです
分かりやすく例えると・・・家族全員で共有して使用している冷蔵庫のようなものです。
「家族」という少人数のグループで、1つの「冷蔵庫」を共有しており、冷蔵庫の中に入っている調味料・食品・飲み物は、家族全員が好きなときに取り出すことが出来ます。
サーバーも、「会社内」という少人数のグループで、1つの「ハードディスク」を共有しており、それぞれが必要なときに中に入っているデータを見ることが出来ます。
このサーバーと呼ばれる機器は、通常のパソコンや外付けハードディスクとは違い、特殊なファイルシステムを使用してデータを保存しており、データ復旧を行うには、専門の技術と知識が必要なのです。
各RAID構成の特徴
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RAID 0 RAID0は、別名「ストライピング」と言います。
1つのデータを決められた方法で複数に分割し、RAIDを組んでいる複数のHDDへ順番にデータを保存して、データへのアクセスを高速化したシステムです。例えば、100のデータを1つのHDDに保存するよりも、50と50に分けて2つのHDDに保存した方が保存にかかる時間が短くて済むというメリットがあります。使用するHDDの数が増えるほどデータへのアクセスを高速化することができますが、RAID0には冗長性がないため、1つのHDDに異常が発生してしまうとすべてのデータにアクセスできなくなってしまう点がデメリットとなります。 -
RAID 1 RAID1は、別名「ミラーリング」と言います。
全く同じデータを別のHDDに書き込み、冗長化させるものです。耐障害性に特化した単純構成のRAIDレベルになります。 通常は、2つのHDDを使用して、それぞれのHDDに同一データを保存する仕組みです。こうする事で、1つのHDDに深刻な物理障害が発生しても複製された残りの1つのHDDがあるため継続して稼動することができます。同一データをそれぞれのHDDに複製することがミラーリングと言われる所以です。 -
RAID 5 RAID5は、別名「分散データ・ガーディング」と言います。
高速化、大容量化、冗長化の全てを実現したRAIDベルになります。データはRAID0同様に分割して書き込まれるのに加え、同時に「パリティ」と呼ばれる冗長コードが生成されて書き込まれるのが特徴です。 3つ以上のHDDを組み合わせて、各HDDにパリティと呼ばれる情報が生成・負荷分散して保存され、HDDの1つに障害が発生しても、他のHDDのデータとパリティ情報を基に復帰が可能となります。尚、注意して頂きたいのが、HDDの2つに同時に障害が発生した場合は、HDD機能(製品)としての復帰ができません。 -
RAID 6 基本的にはRAID5と同様の技術ですが、パリティを2重で生成して異なるディスクに記録することで耐障害性を向上させたものです。RAID5では2台のHDDに障害が発生した場合は回復不能となりますが、RAID6では2台のHDDに障害が発生した状態でもシステムとして稼働します。
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RAID 10 複数のミラーセット(RAID1)をストライピング(RAID0)したもので、RAID0+1と混同されがちですが、冗長性の面でメリットがあります。ストライピングされる各HDDがそれぞれ2重化されている状態となりますので、それぞれのミラーセットの両方のドライブが同時に壊れなければ、継続稼働可能です。
3.RAID崩壊・起動しないなどの障害時にやってはいけない4つのポイント
※当社の過去の復旧事例に基づきます。
3.RAID崩壊・起動しないなどの障害時にやってはいけない4つのポイント
※当社の過去の復旧事例に基づきます。
RAID機器が壊れた、データが見れなくなったときに、絶対にやってはいけないことがあります。状態悪化によるデータ復旧率低下を防ぎ、より多くのデータを復旧する為に、やってはいけない4つのポイント。まずはチェックしてみましょう。
RAID崩壊・起動しないなどの障害時にやってはいけない4つのPOINT
上記の処置を行うと、大幅に復旧率が低下する危険性があります!
やってはいけない対応1
リビルド・データの再構築
リビルドをするとデータが復旧できるのではないの?

しかし実際には、リビルドは大変リスクの高い行為で、リビルドを行ったことで逆に症状が悪化したというケースが多く起こっています。 では、なぜリビルドを行うと状態が悪化してしまうのでしょう?
リビルドを行うとなぜ状態が悪化するの?
リビルドを行い症状が悪化してしまう原因として多いのが、 『リビルドの途中でそれまで障害が起きていなかった新たなHDDに障害が併発してしまう』 というものです。リビルドが終了するまで、何も障害が起きなければデータの再構成は成功します。しかし、リビルドが終了する前に(リビルドの途中に)、他のHDDにも障害が発生してしまうとリビルドは失敗してしまうのです。
そして、リビルドが失敗に終わると、リビルドが途中で止まってしまった為にHDD構成が崩れ、データがバラバラになります。リビルドを行う前よりもデータの状態が悪化してしまうため、データを復旧出来る確率が減ってしまう訳です。 ではなぜ、リビルドの失敗(リビルドの途中でそれまで障害が起きていなかった新たなHDDに障害が併発してしまう)が多発するのでしょう?
なぜリビルドの失敗が多発するの?
リビルドの失敗(リビルドの途中でそれまで障害が起きていなかった新たなHDDに障害が併発してしまう)が多発してしまう原因。 それは、RAIDを構成している複数台のハードディスクは、同時期に購入・生産されていることが多い為です。
どういう事かというと、 RAID内のHDDはほとんどの場合、同じ時間だけ稼働していますので、1台に障害が発生すると他のディスクもほぼ同時期に障害発生する可能性が高いのです。
そして、それに気付かずにリビルドを行ってしまうと、途中でリビルドが停止したり、RAID構成レベルを誤って認識した状態でリビルドがかかってしまうというような事が起きます。そうなると、本来書き込まなければいけないデータとは全く違うデータを上書きしてしまうということが起こってしまうのです。

リビルド実行

RAID機器にデータ障害が起きたらどうすればいいの?
RAIDには特殊なOS(linux,unix..etc.)が多く、データ復旧の難易度は非常に高いものになります。RAIDを構築できるから復旧もできるだろうと、ご自身で色々と復旧を試みてみる方も多くいらっしゃいます。しかし、RAIDを構築する技術とトラブル時のRAID機器からデータ復旧をする技術は全く別物です。 障害の状態や機器等によって、全く対処法が異なります。一歩間違えるとデータが復旧出来なくなる可能性も十分に考えなければなりません。
RAIDトラブルを安全に対処するには、専門の知識と設備が必要になります。データの状態が悪化するまえに、一度専門会社に正しい対処法をご相談ください。 また、再起動や通電も障害を悪化させてしまう大きな要因の一つです。RAIDトラブル発生時、何もいじらずにスグにご相談頂いたものが最もデータの復旧率も高く、ひとつひとつのデータの内容やフォルダ構成もきれいにお戻しが出来ています。
リビルドを実行してしまった機器も当社なら復旧できる可能性があります
ご利用頂いたお客様の復旧事例
リビルドを実行してしまった機器も当社なら復旧できる可能性があります
ご利用頂いたお客様の復旧事例
- 2019/1/18 『Buffalo製 TS5400』復旧成功
- ■機器名:Buffalo製 TS5400
- ■RAIDレベル:RAID5
- ■OS:Win-その他
- ■希望データ:Excel、Word、PowerPoint、PDF、テキスト、画像(JPG)、ソフトウェア(exe)、等
- ■お客様情報:福岡県 ITシステム業
- ■障害発生時状況:HDD4本の内1本が故障し、リビルド途中にもう1本壊れた。テラステーションへアクセス自体はできてトップは見られるが配下は確認できない。デグレード状態で止まっており、リビルドは出来ていない。
- 2019/9/10 『NETGEAR製 ReadyNAS316』復旧成功
- ■機器名:ReadyNAS RN31600
- ■RAIDレベル:RAID5
- ■OS:Linux-NAS系(Buffalo,IO-DATAなど)
- ■希望データ:Excel、Word、PDF
- ■お客様情報:東京都 土木・建築・設備
- ■障害発生時状況:HDD1本が劣化判定が出て交換した。3日後、リビルド途中(10%程度)でもう1本壊れた。デバイスとして認識はされるが、システム上で確認したところデータ0となる。5年使用し、初めてのディスク交換だった。
- 2019/7/12 『Buffalo製 TS-XE4.0TL/R5』復旧成功
- ■機器名:Buffalo製 TS-XE4.0TL/R5
- ■RAIDレベル:RAID5
- ■OS:Linux-NAS系
- ■希望データ:Excel
- ■お客様情報:東京都 ITシステム業
- ■障害発生時状況:サーバールームのネットワークが停止するため、その前にサーバーを移動させた。問題なく使用できていたが2日後フォルダにアクセスできなくなり再起動をした。起動中にビープ音がして、DISC③と④のランプが点滅。DIS③と④を入れ替えてリビルドし、データがなくなってしまった。その後DISC①②もエラーになってしまった。10年使用していた。
- 2014/03/26 『 Buffalo製 TeraStation TS-RVH8.0TL/R6 RAID5 』 復旧成功
- ■機器名:Buffalo製 TeraStation TS-RVH8.0TL/R6
- ■RAIDレベル:RAID5
- ■OS:Win-XP
- ■希望データ:Word,Excel,PowerPoint,スキャナーのデータ,画像
- ■お客様情報:愛知県 IT系-開発(ゲーム・システム・ソフトウェア)
- ■障害発生時状況:ここ最近、DISKの故障が何度かあった。まず最初にDISK③が故障。交換したらDISK①が故障。共有フォルダが見られる時と見られない時があり。その都度メーカーに連絡して直していた。本日、DISK①の交換中リビルド失敗でマウント失敗とメッセージも出てきた。再起動2回行った。
- ■復旧期間:3日6時間35分
- 2014/03/18 『 Buffalo製 TeraStation TS-X4.0TL/R5 RAID5 』 復旧成功
- ■機器名:Buffalo製 TeraStation TS-X4.0TL/R5
- ■RAIDレベル:RAID5
- ■OS:Linux-NAS系(Buffalo,IO-DATAなど)
- ■希望データ:文書データ(Office、PDFなど)
- ■お客様情報:長野県 農業・林業・水産業
- ■障害発生時状況:DISK①にエラーが出た。交換してリビルド中にDISK④にエラーが出た。バックアップで接続していたHDDからデータを戻そうとしたらバックアップは完全に取れていなかった。
- ■復旧期間:2日1時間48分
- 2014/03/08 『 IBM製 X3650 RAID5 』 復旧成功
- ■機器名:IBM製 X3650
- ■RAIDレベル:RAID5
- ■OS:Linux-その他
- ■希望データ:仮想ファイル(VMウェア,ハイパーV)
- ■お客様情報:東京都 法人様
- ■障害発生時状況:2台が止まってしまった。確認したところ、中の1台がRAIDから外れて、その後戻ってリビルドに失敗しているようだった。再度再起動をかけたらリビルドがはじまり、その後、止まっていた2台のうち1台が使用出来るようになった。
- ■復旧期間:2日14時間51分
- 2014/02/16 『 hp製 RAID1 』 復旧成功
- ■機器名:hp製
- ■RAIDレベル:RAID1
- ■希望データ:サーバのログデータ1日分
- ■お客様情報:東京都 電気通信
- ■障害発生時状況:HDD1台に障害が発生しデータにアクセスできなくなった。リビルドを実行中、他のHDD1台に障害が発生し リビルド失敗。HDD2台のみ、取り出した状態で持ち込み。
- ■復旧期間:15時間26分
- 2014/02/10 『 I-O Data製 HDL-XR2.0 RAID6 』 復旧成功
- ■機器名:I-O Data製HDL-XR2.0
- ■RAIDレベル:RAID6
- ■OS:Win-XP
- ■希望データ:文書データ(Office、PDFなど)
- ■お客様情報:東京都 不動産
- ■障害発生時状況:2日前、HDDの1台にエラーが発生した為、新しいHDDと交換しリビルド(再構築)を実行した。 翌朝、データを確認しようとするとデータにアクセスできない状態になっていた。その後、電源の入り切りを数回試したが改善されなかった。
- ■復旧期間:4日6時間23分
- 2014/02/09 『 Buffalo製 HD-Q2.0TSU2/R5 RAID5 』 復旧成功
- ■機器名:Buffalo製 HD-Q2.0TSU2/R5
- ■RAIDレベル:RAID5
- ■OS:Win-2003 Server
- ■希望データ:文書データ(Office、PDFなど)
- ■お客様情報:東京都 IT系 開発(ゲーム・システム・ソフトウェア)
- ■障害発生時状況:データを保存する際エラーが表示されたので、サーバ本体を再起動するとHDDの1台にエラーが 発生した。そのHDDを交換しリビルドを行うと一部のデータが消えてしまった。今度は復旧ソフトを試し、再起動をかけたところ HDD4台全てに赤ランプが点滅し「フォーマットして下さい」というメッセージが表示されるようになった。
- ■復旧期間:1日18時間8分
- 2014/01/26 『 I-O Data製 RHD4-UXE2.0 RAID5 』 復旧成功
- ■機器名:I-O Data製RHD4-UXE2.0
- ■RAIDレベル:RAID5
- ■OS:Win-7
- ■希望データ:書籍のデータ2000冊程、PDF等 1.8TB
- ■お客様情報:福岡県 個人様
- ■障害発生時状況:DISK③にエラーが発生。この時点では使用する事が出来ていた。 予備のHDDと交換したが、リビルド(再構築)が開始されず、電源を切ろうとした瞬間リビルドが開始された。 直後に電源を入れると「フォーマットして下さい」というメッセージが出てくるようになった。 結局ファイル一覧は出てくるが、開くことが出来なくなってしまった。データをコピーしようと試みたがほとんどできなかった。
- ■復旧期間:7日2時間35分
- 2014/01/21 『 自作 seagate RAID1 』 復旧成功
- ■機器名:自作 seagate
- ■RAIDレベル:RAID1
- ■OS:Win-2008 Server
- ■希望データ:jpeg,SNSの画像
- ■お客様情報:愛知県 IT系 ホスティング(サーバー・クラウド)
- ■障害発生時状況:稼働中に突然画像が表示出来なくなった。確認したところRAIDボリュームからエラーが出ていた。色々やっていたら、リペアしますか?とメッセージが出てきて、それを実行したら一旦起動が出来るようになった。その後DISK②のディスクを新品に交換してリビルドを行ったところ15分ぐらいして失敗してまた起動出来ない状態になった。オリジナルのDSK②1台で起動させようとしたら、再度リペアしますか?と出てきたので、リペアしようとしたら、今度はリペア出来ない状態になっていた。
- ■復旧期間:2日1時間30分
- 2014/01/10 『 Buffalo製 Terastation TS-HTGL/R5 RAID5 』 復旧成功
- ■機器名:Buffalo製 Terastation TS-HTGL/R5
- ■RAIDレベル:RAID5
- ■OS:Linux-NAS系(Buffalo,IO-DATAなど)
- ■希望データ:文書データ(Office、PDFなど)
- ■お客様情報:岐阜県 法人様
- ■障害発生時状況: EMモード・ノーアレイインフォにアクセスが出来ない。月曜日にDISK②のディスクにエラーが出た。この時点でデータ見えなくなった。昨日新しいハードディスクを入れたらデータを見ることが出来るようになったので、リビルドした。帰る頃に50%ぐらいまで進んでいた。そのままにして翌日確認したらDISK①にエラーが出て、アクセス出来ない状態になっていた。
- ■復旧期間:1日16時間40分
- 2014/01/04 『 hp製 P2000G3 RAID5 』 復旧成功
- ■機器名:hp P2000G3
- ■RAIDレベル:RAID5
- ■OS:その他
- ■希望データ:VMウェア。10数台の仮想サーバー データベース関係。
- ■お客様情報:広島県 学校法人様
- ■障害発生時状況:12/26に起動出来ない状態。メーカーが来て確認→11/26からDISK⑨のディスクから頻繁にエラーが出ている。12/26にDISK⑪がNG。スペアで入っていた⑫番を含めリビルドが始まった。その11秒後に⑨番にNGが出て、RAIDが組めなくなった。メーカーから最後に1つ手段があるが失敗した時のリスクが高いので、先に復旧業者にあたった方がいいと言われた。
- ■復旧期間:1日20時間25分
- 2013/12/30 『 I-O Data製 HDL-GTR4.0 RAID5 』 復旧成功
- ■機器名:I-O Data製 HDL-GTR4.0
- ■RAIDレベル:RAID5
- ■OS:Linux-NAS系(Buffalo,IO-DATAなど)
- ■希望データ:文書データ(Office、PDFなど)
- ■お客様情報:愛知県 法人様
- ■障害発生時状況:RAID崩壊モードになっている。その前にDISK④HDDが壊れて交換してリビルド終了後、この状態になった。壊れたのは12/25。
- ■復旧期間:1日3時間36分
- 2013/11/23 Buffalo製 Terastation TS-X2.0TL 復旧成功
- ■機器名:Buffalo製 Terastation TS-X2.0TL
- ■RAIDレベル:RAID5
- ■希望データ:Word,Execel,写真,PDF数年分のデータ
- ■お客様情報:茨城県 製造業 精密機器
- ■障害発生時状況:500×4 R5 DISK④のエラーが出て、間違えてDISK③を取り出した。もう一度いれて、再構築したところDISK③もエラーが出た。 ③を新しいものに交換して再構築をした。 1ヵ月前に壊れた。
- ■復旧期間:1日20時間02分
自動的にリビルドがかかり、状態悪化、復旧率の大幅な低下の危険性あり
HDDの順番の入れ替え
HDDを新しいものに交換すると、データを復旧出来るのではないの?

HDDを交換する事でデータ復旧にいたる過程の中に、リビルドと呼ばれる行為があります。POINT1でも説明したとおり、リビルド中に他のHDDに寿命が訪れ、リビルドが失敗すると、本来書き込まなければいけないデータとは全く違うデータを上書きしてしまう等の現象が起こる事があります。そうすると、データ復旧率が大幅に減少してしまう可能性があります。 その為、リビルドが自動的かかってしまう、HDDの交換は大変危険な行為になります。HDDを交換する事で、データ復旧が失敗に終わる可能性がある事を忘れてはなりません。
HDDの入れ替えはなぜ危険なの?
そもそも、RAIDとは複数台のハードディスクを1つのハードディスクとして認識させる技術です。ある規則に従って複数台のハードディスクにまたがってデータが保存されています。 その為、DISKの順番を替えるとその規則性が乱れてしまい、データが更に壊れ、その状態で上書きされてしまう可能性があります。 RAIDのデータの規則性の乱れを、本に例えるならば、ページがバラバラになってしまうようなものです。どこのデータを読みに行ったらよいのか分からなくなり、中のデータが見られなくなってしまいます。
RAID機器にデータ障害が起きたらどうすればいいの?
RAIDには特殊なOS(linux,unix..etc.)が多く、データ復旧の難易度は非常に高いものになります。RAIDを構築できるから復旧もできるだろうと、ご自身で色々と復旧を試みてみる方も多くいらっしゃいます。しかし、RAIDを構築する技術とトラブル時のRAID機器からデータ復旧をする技術は全く別物です。 障害の状態や機器等によって、全く対処法が異なります。一歩間違えるとデータが復旧出来なくなる可能性も十分に考えなければなりません。
RAIDトラブルを安全に対処するには、専門の知識と設備が必要になります。データの状態が悪化するまえに、一度専門会社に正しい対処法をご相談ください。 また、再起動や通電も障害を悪化させてしまう大きな要因の一つです。RAIDトラブル発生時、何もいじらずにスグにご相談頂いたものが最もデータの復旧率も高く、ひとつひとつのデータの内容やフォルダ構成もきれいにお戻しが出来ています。
HDDの入れ替え・交換を行ってしまった!!そんな場合でも復旧可能な場合があります。
ご利用頂いたお客様の復旧事例
- 2019/11/4 『FUJITSU RX200S6』復旧成功
- ■機器名:RX200S6
- ■RAIDレベル:RAID5
- ■OS:Win-Serverその他
- ■希望データ:積算ソフト
- ■お客様情報:埼玉県 官公庁
- ■障害発生時状況:オレンジランプが2本点灯。ファンのマークが付いていたのでHDDを交換した。朝一は使用できていた。7月に一度HDD1本を交換している。その時のHDDはグリーンランプで生きている。
- 2019/8/26 『DELL MX3100』復旧成功
- ■機器名:DELL MX3100
- ■RAIDレベル:RAID5
- ■OS:Win-その他
- ■希望データ:Excel、Word、PowerPoint
- ■お客様情報:神奈川県 人材派遣業
- ■障害発生時状況:ホットスワップ(活線挿抜)を組んでいなかった。HDD1本を交換しようとしたところ、2本目も壊れてしまった。ディスクを認識しない状態。
- 2019/5/25 『BIGGEST FW800JP』復旧成功
- ■機器名:BIGGEST FW800JP
- ■RAIDレベル:RAID5
- ■OS:Win-その他
- ■希望データ:Office、PDF、illustrator
- ■お客様情報:東京都 ITシステム業
- ■障害発生時状況:DISC④に障害ランプが点灯。ディスクを交換しようとDISC④のHDDを抜いたところ、手が引っかかりDISC③も抜けてしまった。その後データにアクセスできなくなってしまった。元に戻したところ再構築しますか?と表示された。
- 2014/02/26 『 NETGEAR製 ReadyNAS 3200 RAID6 』 復旧成功
- ■機器名:NETGEAR製 ReadyNAS 3200
- ■RAIDレベル:RAID6
- ■OS:Win-XP
- ■希望データ:文書データ(Office、PDFなど)・Adobe(制作データ) 必要データ量5.5~6TR程
- ■お客様情報:京都府 IT系 WEBサービス
- ■障害発生時状況:HDD12台でRAID6を構成。突然データにアクセスができなくったが、数日後、起動するとアクセスできるようになっていた。 その後、通常に使用できていたが、3日後に動作が遅くなった。症状を改善する為にカスタマーセンターと社内のシステム顧問の指示に従い 「HDDの抜き差し」「ファイルシステムチェック」「OSの再インストール」「フォーマット」を行ったところ 完全に中のデータが見られなくなってしまった。
- ■復旧期間:3日8時間55分
- 2014/02/23 『 DELL製 PowerEdge 1650 RAID5 』 復旧成功
- ■機器名:DELL製 PowerEdge 1650
- ■RAIDレベル:RAID5
- ■OS:Linux-Cent OS
- ■希望データ:文書データ(Office、PDFなど)
- ■お客様情報:東京都 IT系 情報セキュリティサービス
- ■障害発生時状況:HDDからデータにアクセスできなくなってしまった。
HDDを全て取り出し、同型番の機器に入れ替えて起動したが何も反応しない。
CDからの起動を試みたが上手くいかなかった。 - ■復旧期間:1日17時間33分
- 2014/01/07 『 Buffalo製 Terastation TS-H10TGL/R5 RAID10 』 復旧成功
- ■機器名:Buffalo製 Terastation TS-H10TGL/R5
- ■RAIDレベル:RAID10
- ■OS:WindowsXP
- ■希望データ:Word,Excel 500G
- ■お客様情報:北海道 法人様
- ■障害発生時状況:年末サーバーに繋いで、Excel開いて使用している最中に電源落ちたので見に行ったらブザーがなっていて「エラー00」が出ていた。EMモード。 2番にランプがついて為2と4、1と3を交換してみて、状況も変わらないので、また戻している。電源入り切り4.5回
- ■復旧期間:1日1時間5分
- 2014/01/05 『 Buffalo製 Linkstation LS-Q2.0TL RAID5 』 復旧成功
- ■機器名:Buffalo製 Linkstation LS-Q2.0TL
- ■RAIDレベル:RAID5
- ■OS:Windows
- ■希望データ:撮影した静止画と動画・MP3
- ■お客様情報:埼玉県 個人様
- ■障害発生時状況:2TB×4 年末ギリギリくらいにHDD②がエラー表示が出ていた(電源7回点滅で認識されずので)②番を交換したが症状変わらず⇒電源切ろうとしたら、勝手再起動かかって 今は元のHDD戻した(リビルドはかかってない)
- ■復旧期間:1日3時間19分
- 2014/01/01 『 Buffalo製 Linkstation LS-WS1.0TGL/R1 RAID1 』 復旧成功
- ■機器名:Buffalo製 Linkstation LS-WS1.0TGL/R1
- ■RAIDレベル:RAID1
- ■OS:WindowsXP
- ■希望データ:写真 画像 お子様のデータ 家族のデータ 350G入っている。
- ■お客様情報:東京都 個人様
- ■障害発生時状況:年末年始は電源入れっぱなしだった。 年末頃引っ越しした後にアダブタを間違ってさしてしまってから全くアクセスできない。HDD交換しても無反応。 再起動2.3回
- ■復旧期間:20時間11分
- 2013/12/11 『 hp製 proliant DL160 RAID5 』 復旧成功
- ■機器名:hp製 proliant DL160
- ■RAIDレベル:RAID5
- ■OS:Win-2003 Server
- ■希望データ:Word,Excel,画像 容量1TR
- ■お客様情報:東京都 コンサルティング
- ■障害発生時状況:
約1ヶ月前に4台中1台故障。すぐにHDDを交換し正常に使用できていたが、最近アクセス中フリーズしていた。
今朝から「フォーマットしてくだい」等エラーが出て完全にアクセスができなくなった。 - ■復旧期間:1日21時間12分
- 2013/12/07 『 I-O Data製 HDL-GT2.0 RAID5 』 復旧成功
- ■機器名: I-O Data製 HDL-GT2.0
- ■RAIDレベル:RAID5
- ■OS:Linux-NAS系
- ■希望データ:ゲーム関係のデータ,画像(撮影・Jpeg,製作系・Illustrator・Photoshopなど)
- ■お客様情報:東京都 製造業 資源
- ■障害発生時状況:
RAID崩壊モード。DISK④にエラーが出ていたので、DIKSの抜き差しをしたら、この状態になった。
DISK①を取り出して直接接続してみたが、ディスク自体の認識がなかった。 - ■復旧期間:52分
- 2013/11/15 Buffalo製 Terastation TS-X4.0TL/R5 復旧成功
- ■機器名:Buffalo製 Terastation TS-X4.0TL/R5
- ■RAIDレベル:RAID5
- ■OS:Linux-NAS系(Buffalo,IO-DATAなど)
- ■希望データ:CAD(機械図面)・Illustrator・計測機器のデータ
- ■お客様情報:石川県 学校法人
- ■障害発生時状況:HDD1台が故障。HDDを交換したところ他のHDDからも障害が発生。メーカーに問い合わせたファームウェアの不良と診断。HDD故障のため、メーカー(Buffalo)では修理できないという回答でした。
- ■復旧期間:1日9時間47分
HDDを取り外し、単体で電源をON!

なぜHDDを単体でPCに繋ぐとデータが消えてしまうの?
RAIDを構成しているハードディスク内のデータにアクセスできなくなった際に、”○番のハードディスクに異常が起きています”といった内容のエラーメッセージが表示される場合があります。 その際に、異常が起きていると思われるハードディスクを取り外して、外付けハードディスクとしてパソコンに繋いでも、データは見れません。データが見れないどころか、逆にデータを完全に失ってしまう危険性があります。 また単体でつなげた際に”フォーマットしますか?”などといった表示がされる事があります。その表示に従い、 うっかりハードディスクをフォーマットしてしまいデータが消えてしまったり、HDDに通電させたことで、情報の上書き等が行われ症状がさらに悪化してしまうケースが非常に多いのです。
RAID機器にデータ障害が起きたらどうすればいいの?
RAIDには特殊なOS(linux,unix..etc.)が多く、データ復旧の難易度は非常に高いものになります。RAIDを構築できるから復旧もできるだろうと、ご自身で色々と復旧を試みてみる方も多くいらっしゃいます。しかし、RAIDを構築する技術とトラブル時のRAID機器からデータ復旧をする技術は全く別物です。障害の状態や機器等によって、全く対処法が異なります。一歩間違えるとデータが復旧出来なくなる可能性も十分に考えなければなりません。
RAIDトラブルを安全に対処するには、専門の知識と設備が必要になります。データの状態が悪化するまえに、一度専門会社に正しい対処法をご相談ください。 また、再起動や通電も障害を悪化させてしまう大きな要因の一つです。RAIDトラブル発生時、何もいじらずにスグにご相談頂いたものが最もデータの復旧率も高く、ひとつひとつのデータの内容やフォルダ構成もきれいにお戻しが出来ています。
HDDを取り外し単体で電源ON!!そんな場合でもデータ復旧できる可能性があります。
ご利用頂いたお客様の復旧事例
- 2019/8/2 『Dell Precision M6600』復旧成功
- ■機器名:Dell Precision M6600
- ■RAIDレベル:RAID0
- ■OS:Win-その他
- ■希望データ:Office、ドキュメント
- ■お客様情報:静岡県 食品メーカー
- ■障害発生時状況:起動しなくなり、HDDを取り外して接続してみた。DISC①は認識するがフォーマット要求が表示される。ディスク②は認識しない。よく再起動を繰り返していた。
- 2019/03/12 『FUJITSU PRIMERGY』復旧成功
- ■機器名:FUJITSU PRIMERGY
- ■RAIDレベル:RAID1
- ■OS:その他
- ■希望データ:SQLデータ
- ■お客様情報:福岡県 ITシステム
- ■障害発生時状況:RAID1を組んでいたサーバーを2年前に1本壊れたまま稼動させていた。先週金曜に残りの1本が壊れた。取り出して接続したが認識がされない。4年使用。
- 2013/12/19 『 I-O Data製 HDL-XV4.0 RAID6 』 復旧成功
- ■機器名:I-O Data製 HDL-XV4.0
- ■RAIDレベル:RAID6
- ■OS:Linux-NAS系(Buffalo,IO-DATAなど)
- ■希望データ:文書データ(Office、PDFなど)
- ■お客様情報:東京都 法人様
- ■障害発生時状況:1週間ぐらい前に一度アクセスできなくなった。再起動で使用出来ていたので、そのまま使用していた。その際DISK②かDISK③のディスクにエラーが出ていた。再起動か何かをしたら正常に戻ったので、そのまま使用。昨日また使用出来なくなったので、確認したら今度はDISK①③④にエラーが出ていた。ディスクの抜き差しをしていたら、ステータスランプが青で点滅状態でディスク全台で赤ランプ。RAID崩壊モードになった。
- ■復旧期間:5時間41分
- 2013/12/07 『 I-O Data製 HDL-GT2.0 RAID5 』 復旧成功
- ■機器名:I-O Data製 HDL-GT2.0
- ■RAIDレベル:RAID5
- ■OS:Linux-NAS系
- ■希望データ:ゲーム関係のデータ,画像(撮影・Jpeg,製作系・Illustrator・Photoshopなど)
- ■お客様情報:東京都 製造業 資源
- ■障害発生時状況:
RAID崩壊モード。DISK④にエラーが出ていたので、DIKSの抜き差しをしたら、この状態になった。
DISK①を取り出して直接接続してみたが、ディスク自体の認識がなかった。 - ■復旧期間:52分
- 2013/10/03 IBM製 X3200 復旧成功
- ■機器名:IBM製 X3200
- ■RAIDレベル:RAID0
- ■OS:Linux-NAS系(Buffalo,IO-DATAなど)
- ■希望データ:文書データ(Office、PDFなど)
- ■お客様情報:福井県 製造業 資源(
- ■障害発生時状況:DISK②にエラーが発生。DISKを入れ替えても状況は変わらない。 他社に復旧を依頼したが「復旧はできない」と言われてしまった
- ■お客様側の対処:HDD交換・違うPCに接続
- ■復旧期間:1日9時間10分
- 2013/05/03 復旧スピード1.5倍の新設備でRAID0、LinkStationを復旧成功!
- ■機器名:Buffalo製 LinkStation LS-WH1.0TGL/R1
- ■RAIDレベル:RAID0
- ■構成台数:2台構成
- ■お客様情報:東京都杉並区 法人様
- 2012/11/21 PCB障害による部品交換作業を8,000以上の膨大なストックから適合させ早期に復旧完了
- ■機器名:Buffalo製 DriveStation HD-WLU3/R1
- ■RAIDレベル:RAID1
- ■構成台数:2台構成
- ■お客様情報:新潟県 法人様
- 2012/11/15 データが破損しているディスクの特定が難しい状態からデータを復旧
- ■機器名:HP製 ProLiant ML150 G2
- ■RAIDレベル:RAID5
- ■構成台数:4台構成
- ■お客様情報:千葉県 法人様
- 2012/11/12 1台目と3台目にファイルシステム異常を起こしたRAID1+0の機器からデータの救出に成功
- ■機器名:BBUFFALO製 DriveStation HD-QL4TU3/R5J
- ■RAIDレベル:RAID10
- ■構成台数:Barracuda 7200.14 SerialATA 6Gb/s 4台
- ■お客様情報:千葉県 法人様
- 2012/05/24 NASのファイルシステム異常からのデータ復旧
- ■機器名:I-O Data製 LANDISK
- ■RAIDレベル:RAID5
- ■構成台数:4台構成
- ■お客様情報:神奈川県 法人様
データ構成がバラバラになり、状態悪化と復旧率低下の危険性あり。
RAIDカードの交換を行う
障害の起きたRAIDカードを新しいものに交換してもデータは見れないの?

ブレードサーバーや大型タワー型サーバーで多くみられる失敗事例として上げられるのが、 特殊なRAIDカードを誤ったカードに交換してしまう事で、 本来のデータまでの道筋が消えてしまいデータを見ることが出来なくなってしまうというものです。 その他にも、HDD内部のデータにもファイルシステム異常等の障害が併発して起こるケースが多くあり、その場合には RAIDカードが一致してもデータを見られるようにはなりません。 また、間違ったRAIDカードでRAIDを構成し直すと、データの規則性が乱れデータ復旧難易度が非常に高くなります。
RAID機器にデータ障害が起きたらどうすればいいの?
RAIDには特殊なOS(linux,unix..etc.)が多く、データ復旧の難易度は非常に高いものになります。RAIDを構築できるから復旧もできるだろうと、ご自身で色々と復旧を試みてみる方も多くいらっしゃいます。しかし、RAIDを構築する技術とトラブル時のRAID機器からデータ復旧をする技術は全く別物です。 障害の状態や機器等によって、全く対処法が異なります。一歩間違えるとデータが復旧出来なくなる可能性も十分に考えなければなりません。
RAIDトラブルを安全に対処するには、専門の知識と設備が必要になります。データの状態が悪化するまえに、一度専門会社に正しい対処法をご相談ください。 また、再起動や通電も障害を悪化させてしまう大きな要因の一つです。RAIDトラブル発生時、何もいじらずにスグにご相談頂いたものが最もデータの復旧率も高く、ひとつひとつのデータの内容やフォルダ構成もきれいにお戻しが出来ています。
RAIDカード交換により状態悪化!そんな場合でもデータ復旧できる可能性があります。
ご利用頂いたお客様の復旧事例
- 2011/03/23 ディスクが1台欠けたRAIDからもデータ復旧成功
- ■機器名:NEC製RAIDサーバ
- ■RAIDレベル:RAID5
- ■構成台数:4台構成
- ■お客様情報:山梨県 法人様
- 2011/02/23 ファイルシステム異常によりパーティション情報が壊れたRAIDデータ復旧
- ■機器名:自作
- ■RAIDレベル:RAID0
- ■構成台数:2台構成
- ■お客様情報:千葉県 法人様
- 2010/12/29 RAIDカード不良のRAID機器からデータ復旧
- ■機器名:IBM Xシリーズ220
- ■RAIDレベル:RAID5
- ■構成台数:3台構成
- ■お客様情報:北海道 法人様
実際にあったお客様の事例
他社で2カ月以上かけて復旧できなかった機器を1週間で復旧実現!

コニカミノルタ
ビジネステクノロジーズ株式会社
谷口 貴之様
タイトル | |
機器名 | HP製 ラックマウントサーバ |
容量 | 6TB以上 |
"重要なデータの損失で、会社として信用を失っていた可能性があった事を考えると、非常に恐ろしかったです"
今回壊れたのはFTPサーバで、RAID5を組んでいたのですが、内蔵のハードディスクのうち2台が同時に壊れてしまい、データの読み込みが出来なくなりました。とにかくどのようにして復旧すればよいか、ひょっとしたら再起動すれば直るのではないかと考えていました。 私が所属するチーム内ですぐに状況を共有し、大至急復旧作業に取り掛かりましたが、どうやってもHDDが認識しない状況でした。FTPサーバ導入時の担当者に相談した所、データ復旧というサービスがある事を教えてもらいました。早速インターネットを使って調べてみましたが、データ復旧サービスを行なっている業者が思いのほか多く、どこの業者が良いのか、何を基準に探したら良いのか全く分かりませんでした。付き合いのある業者さんに御社ではない別の復旧業者を紹介され、早速診断を依頼したところ、診断結果としては復旧できる可能性が高いとのことで、復旧依頼を正式にしました。しかし、約2ヶ月をかけても、データを復旧させることができませんでした。
そこで社内の情報システム部に相談をした所、御社を紹介され、今回依頼をさせて頂きました。
電話で問い合わせた際、担当のアドバイザーの方にこれまでの経緯を説明し、すでに他社で復旧ができなかった事も説明しました。 他の業者で一度復旧作業をしているとデータ復旧はかなり困難となるなどのお話も伺いました。正直そういった情報を持っていなかった為、非常に動揺しました。しかし、御社であれば復旧の可能性があるという事に加え、アドバイザーの方の真摯な対応と、御社での復旧作業内容などを伺っていくうちに、本当に信頼できる業者だと感じられた為、依頼する事を決めました。とても丁寧な対応をしていただきましたので、とても好印象だった記憶があります。
まずは初期診断の為に機器を送りました。機器が到着した連絡があり、その日のうちに診断結果が出て、非常に驚きました。前の業者が復旧に2ヶ月かかっていた事を考えると、「逆にそんなに早く診断できて大丈夫かな」と不安になるくらいでした。 復旧作業も非常に早く、復旧の正式依頼から納品までのスピード・復旧作業も非常に早く、復旧の正式依頼から納品までのスピード・出てきたデータの内容はまさに希望通りでした。納品されたHDDを見たときに、「この中にデータが本当に保存されているのか。」「もし、データがなかったら・・・。」という不安がありました。これで本当にデータ復旧に失敗していたら、会社に大きな損失が生まれます。実際HDDを取り扱う手も慎重になり、PCに接続して復旧されたデータを確認できた時には嬉しさで思わず、「あった!」と大きな声で言ってしまったくらいです。納品されたデータもこちらが希望するデータはほぼ全部得られたと思います。
今回の一件で、「技術力というのはこうも違うものか。」と正直驚きました。我々顧客は皆、データ復旧を望んで依頼するわけですし、それに応えてこそ良い仕事をしたと言えると思います。依頼からデータ復旧の納品までの流れもスムーズで、サポートの方からも連絡も逐次して頂きましたので、信頼と安心感がありました。そういった意味で、御社を利用して本当に良かったと思いますし、非常に良い仕事をして頂けたと思います。
現在はバックアップがちゃんと取れている事を確認しながら運営しているため、今後、今回のような大事になることは無いとは思いますが、自分の身の回りで同じような事が起こった際は御社を紹介しようと思います。ありがとうございました。
実際にあったお客様の事例
数年単位の研究データもスピード復旧を実現

京都大学 科学研究所 准教授
笹森 貴祐様
タイトル | |
機器名 | BUFFALO製 HD-WIU2/R1 |
容量 | 500GB×2(RAID1) |
"RAIDを完全に信用していたため、まさかデータが見られなくなることがあるなんて思ってもいませんでした"
中に入れていたデータは、数年間の研究データや再現のきかない過去の学会の写真や音声、翌月に控えていた学会発表のデータであったため、藁にもすがる思いで対応してくれるデータ復旧会社をネットで探しました。急いでいたものの、重要なデータなので信頼して預けられるよう、いくつかのホームページの中からセキュリティや今までの実績が高い会社を探して、御社のサービスを選びました。 また、セキュリティや復旧実績に加えて夜遅くまで対応してくれたという部分も選んだ理由の一つです。 結果として、データもほぼ100%戻り、翌月の学会にも無事間に合いました。一時はどうなることかと不安でいっぱいでしたが、御社にお願いして良かったです。本当に感謝しています。